飲み会が苦手な人の6つの理由

ワークライフバランスや会社と個人の関わり方など社会が大きく変わっており、飲み会が苦手な人が「苦手」と言える風潮になってきました。
今までも飲み会が苦手な方は多数いましたが、関係性を重視したり、断る気まずさに負けてしまったために、参加していたことが多くありますが、今後は断る人は多くなってくるでしょう。

飲み会が苦手な人の理由

飲み会が好きな人にとっては、断る人や苦手な人の気持ちを理解するのは少し難しいかもしれませんが、それぞれに事情があるので、それを受け入れて理解する必要があります。無理強いするとネガティブな印象を受けたり、関係性が悪化する可能性もあります。

コミュニケーションが疲れる

同僚や上司とのコミュニケーションは常に気を遣わないとならず、とても疲れます。会社の飲み会ではその場を盛り上げるための話題作りなど、気配りをしないといけないです。飲み会の席は無礼講で良いということもありますが、それは建前であって実際は節度ある態度が必要です。また、周りのペースに合わせてお酒を飲む必要があり、自分のペースを保つことができません。

お酒の場が苦手

体質的にお酒が苦手な人、お酒を飲んで盛り上がることが苦手がいます。日頃もお酒を飲まず、お酒なしの生活をしている人は飲酒をすること自体に良い印象を持っていない場合があります。

お金がかかる

昨今の物価上昇もあり、外食の料金は上がってきています。また、社会人になると学生の時とは違い、落ち着いたお店や少し高級なお店が飲み会の店になることも多く、一回の飲み会で4000円から7000円の出費です。このお金があれば、趣味や家族のためにお金を使うこともできます。年齢や役職が高くなれば大金ではありませんが、一人暮らしや新卒などにとっては大金になります。

仕事の延長線上

勤務時間外ではあるが、実際に飲むメンバーは会社の人で、話題も仕事のことばかりで、実態としては仕事の延長線上です。過去の武勇伝を永遠と聴かせれることや、ぐだぐだと説教される可能性もあります。また、少しの粗相などが評価に影響したりするのが嫌です。
仕事と飲み会は別と言われますが、そこで人間関係の構築を図るのならば、それは別ではなく大きく関係しています。そして、すでに業務が終わっているのに仕事の話をするのはサービス残業だと感じます。
また、上司や同僚が派手に酔っ払っていたり、酔いつぶれているのを見たくありません。別人格の上司や同僚を見るとゲンナリすることもあります。

プライベートの時間が減る

アフターファイブを楽しんだり、自己啓発などに時間を費やしている人にとっては、仕事後の時間が飲み会によって潰れるのはとてももったいなく感じます。また、会社の飲み会の半分以上は仕事の話になり、時には噂話や愚痴になることもあります。
仕事外の時間に仕事の話をしたくない人も多く、そのような人たちにとってはとてもストレスです。また、家族から飲み会の参加の許可をもらったり、門限までに帰らないといけないなど、家庭の調整も大変です。

偽る自分が苦手

飲み会の席では同僚や上司に対して、仕事モードで対応しないといけず、仮面をかぶっている状態でもあり、ありのままの自分でいることができません。
せっかくの飲み会の席なのに、素の自分でいることができないのは、とてももったいなく感じます。その中で、どうにか良い立ち振る舞いをしようとして頑張ったり、無理している自分が自己嫌悪になることもあります。結局、全くリラックスできず、ストレスや後悔だけが残る飲み会に苦手意識を持ちます。

若いノリが合わない

会社によっては一気飲みや、若手が一芸させられる会社もあり、それが現代の社会的なトレンドにあっていません。盛り上げ役などは恥をかくことも多く、とても疲れます。また、一件目では収まらず、二件目に行くことになり、断りずらいなどもあります。断るとイチイチ言われ、酔っ払っていることもあり、誘いもしつこいです。

飲み会が苦手な世代

Z世代やミレニアム世代が飲み会が苦手とニュースになることも多いですが、実はどの世代にも飲み会が苦手な人が多いです。今までは飲み会が苦手と言いずらい風潮だったり、メディアに取り上げられなかっただけで、30〜50代でもZ世代と同等の比率で飲み会が苦手な人がいると言われています。数十年前はドラマのシーンやテレビCMなどの影響もあり、お酒をたくさん飲むことが正義とされて、出世や昇格や社内政治のために飲み会は必要でした。

また、昨今はコンプライアンスや機密保持などが厳しくなりましたが、以前は飲み会の席で社名や業務が隣の席の人にもわかるような声で話したりしていました。他にもセクハラやパワハラやアルハラなどが飲み会の席で現代より多く発生していました。
社会の風潮が変わり、会社でも研修を繰り返し実施しているため、大きく変わってきていますが、2010年以前まではとても杜撰でした。このような時代に飲み会の席で嫌な思い出がある人などは、今でも飲み会を苦手としています。

飲み会が苦手な人は上記の理由から積極的に行きたいと思っていません。これらを理解した上で、適度な人間関係を構築しましょう。本人もその方が心地良いです。

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