ソバーキュリアスな有名人・芸能人

ソバーキュリアス(Sober Curious)とは、お酒を飲める人があえて「お酒を飲まない」もしくは「少量しか飲まない」ことを選択するライフスタイルや考え方です。お酒との付き合い方を考え、健全に飲むことで豊かな生活を目指しています。ミレニアム世代を中心に広がってきている考えですが、年齢問わず世界でも浸透してきています。

兼近大樹(EXIT)

テレビで、「あえて飲まない派」であることを公言しています。禁酒や断酒ではなく、必要な時に適切な飲酒をし、ソバーキュリアスの考え方に沿っています。

元々は好んでお酒を飲んでいたのですが、それは飲み会などのコミュニケーションのためであり、お酒の味は好きではなかったと仰ってました。また、飲むことのメリットを感じることではなく、一方で時間が無駄になるとデメリットに感じることも増えたのも、お酒を「あえて飲まない」になった理由です。

また、お酒を毎日飲みに行っても芸人としても成長しないと、面白くならないことを実感したと仰っています。また、「酒飲んだら本音で話せる」と言われますが、それ自体が虚像で、飲んでない状態がその人の“素”に決まってると改めて認識したそうです。

中田敦彦(オリエンタルラジオ)

お笑いコンビ・オリエンタルラジオやYoutuberとして活動しています。動画の中で、禁酒やアルコール依存症について取り上げた動画を公開し、それをきっかけに本人も禁酒を開始しました。禁酒生活を1ヶ月して、「目覚めが良くなった」と実感しています。また、禁酒を成功できた自身を褒めて、自身や自己肯定感の向上につながったと仰っていました。

現在は断酒ではなく、「イベントの際にたまに飲む」「たしなむ程度に飲む」で、お酒をうまく付き合っています。

後藤輝基(フットボールアワー)

芸人で飲み会の機会も多く、家に帰った瞬間に毎日晩酌するほどお酒が好きだったそうですが、健康診断で肝臓の結果が悪かったことをきっかけに、2023年の春ごろから、禁酒を開始しました。
ソバーキュリアスになったことで、食生活にも変化があり、特に甘いものを好んで食べるようになりました。

小泉今日子

多岐に渡り活躍する女優で、以前は朝方まで飲むことも多かったそうですが、50歳を超えてからお酒を控え、ソバーキュリアスを実践しています。始めたきっかけは「時間の無駄、節約」です。お酒を飲んでいる時は楽しいことも多く、リラックスできますが、生産性は低いです。また、遅くまで飲んだり、二日酔いになった場合は翌日にも影響が出ます。この時間の使い方を改善したく、ソバーキュリアスを開始しました。

お酒を飲まない日々が続くと、その生活が快適になり、お酒への欲がなくなったと明言しています。また、食事が美味しく感じるようになり、食事が毎回楽しみになったとのことです。

萬田久子

「ワインが恋人」と自分でもいうほどワインを溺愛していましたが、2020年にワインをやめ、ソバーキュリアスを実践していることを公言しています。
内縁の夫が他界したことで、自身の健康に向き合うことになり、いろんなことを取り組みました。2020年にコロナ禍で外出が制限され、家でお酒を飲むことが多く、その時にお酒をやめることを決意しました。「お金ではなく、健康が最も大事」と改めて考えるようになり、ソバーキュリアスを始めました。

元々、ワイン好きでお酒をたくさん飲んでいましたが、ソバーキュリアスを始めてから「熟睡できるようになり、睡眠の質が上がった」「寝つきも目覚めも格段に良くなった」と実感していると伝えています。

アン・ハサウェイ

「マイインターン」や「プラダを着た悪魔」の映画で有名なハリウッド女優で、子供が成人を迎えるまではアルコールは口にしないと誓いました。自身の酒癖を理解しており、仕事への支障や子育てへの影響を考えての決断で知った。
お酒は好きなので、子供たちが成人したら、改めて再開するとのことで、ポジティブなソバーキュリアスです。

ルイス・ハミルトン(F1レーサー)

スポーツ選手はお酒を飲まない人と飲む人に別れます。お酒がパフォーマンスにポジティブとネガティブのどちらに影響を及ぼすかはその人の考え方次第となっています。

F1レーサーのルイス・ハミルトンはソバーキュリアスを実践しており、自身でノンアルコールテキーラをプロデュースするほどです。若いことはお酒もたくさん飲み、失敗もたくさんしましたが、現在は食事生活を改善し、高いパフォーマンスの維持にしています。「精神的に安定して、睡眠の質が改善した」と禁酒の効果を実感しています。